SE・プログラミングのあれこれ

【プログラマ・エンジニア・ライター必見】生産性を上げるキーボードカスタマイズ

AutoHotKeyアイコン

日々コードや文章を書いていると様々な不満が出てきます。

  • 矢印キーを多用するので、頻繁にホームポジションが崩れて煩わしい
  • バックスペース・ファンクションキーが遠くて打ちにくい
  • 変換・無変換キー・CapsLockがいらない。なんでこんなところで堂々としているんだ

などなど、思ったことがある人は多いはず。

そんな方々のために、フリーソフトを使ったキーボードのカスタマイズ方法を紹介いたします。

フリーソフトを使用するので0円でできますし、時間も10分程度しかかかりません。かなりお手軽に生産性を上げることができます。

たった10分程度の設定で、ホームポジションでガンガン矢印キーを使いまくることができます。

この記事でやること
  • フリーソフト「AutoHotKey」「ChgKey」を使用したキーボードカスタマイズ
  • AutoHotKeyのコードの書き方解説
  • サンプルコード付き
注意
この記事の方法はフリーソフトを使用します。

会社のPCで行う時は、責任者の許可を得てから行うようにしましょう

1.ChgKey

「ChgKey」とは、PCキーボードのキーを別のキーに置き換えることができるフリーソフトです。レジストリを使用するので、抵抗がある方はご注意ください

ChgKeyでできること

・普段使わない・いらないキーを、使用頻度の高いキーに置き換えることができる

…例)変換キーをバックスペースに変える

ダウンロード

まずは以下のサイトからダウンロードしましょう。

「Change Key」非常駐型でフリーのキー配置変更ソフト – 窓の杜 (impress.co.jp)

緑色のダウンロードボタンを押す。ダウンロードできたら解凍して、「管理者として実行」する

ChgKey1

おなじみ 窓の杜

ChgKey2

ChgKey

ChgKeyの設定

例として、「変換キー」を「バックスペース」に変えてみます。

  1. 置き換え元のキーをクリックする
  2. 置き換え先のキーをクリックする

以上です。お手軽!

設定に成功すると以下の画像のように、「変換キー」があったところが「バックスペース」と表示されています。

ChgKey3

ChgKeyの設定(スキャンコードの使用)

続いて、のちの「AutoHotKey」で使用するために、「CapsLock」を「F13」に変更します。

  1. 「CapsLock」をクリック
  2. 右上の「Scan code」をクリック
  3. 「0064」と入力し、「OK」を押す

「CapsLock」のあるところが「Scan code」と表示されていればOKです

ChgKey4

再起動して設定を反映

他のキー設定もお好みで設定しましょう。参考までに私のキー設定を紹介します。

  • 「無変換」 ⇒ 「-, =」のキー
  • 「カタカナ・ひらがな」 ⇒ 「半角/全角」
  • 「半角/全角」 ⇒ 「カタカナ・ひらがな」

設定後は以下の手順で変更を反映させましょう。

  1. メニューバーから「登録」>「現在の設定内容で~」をクリック
  2. 変更を反映するため、PC再起動する。(再起動前に、このサイトのお気に入り登録を忘れずに!)

以上の手順を踏んだら、適当なテキストエディタなどを開いて、変更が反映されているか確かめましょう。

2.AutoHotKey

「AutoHotKey」とは、コードを書くことで自由度の高いキーカスタマイズができるフリーソフトです。

AutoHotKeyでできること

・特定のキーを、他のキーに置き換えることができる

・特定のキーの組み合わせで指定の入力を行うことができる

…例)「F13 + J 」で、「矢印キーの左」を入力できる

ChgKeyは必要なのか
キーの置き換えならAutoHotKeyだけで充分そうに思えます。

しかし、AutoHotKeyで「CapsLock」⇒「F13」の置き換えを試みた所、うまくいきませんでした…

なので、ChgKeyの使用に余程抵抗がなければ、2つのフリーソフトの併用がおすすめです。

ダウンロード・インストール

まずは以下のサイトからダウンロードしましょう。以下の画像の通りに、Download > Download Current Version とクリックすればOK

AutoHotkey

AutoHotKey

AutoHotKey

ダウンロードできたら、「AutoHotkey_~~~_setup.exe」というファイルを実行してインストールを開始します。

インストーラが起動したら、「Express Installation」を選びましょう。※画像では「Upgrade ~」と表示されていますが、初めてのインストール時は「Express Installation」となっています。

AutoHotKey

スクリプトを書く(コピペで動く参考スクリプト付き)

インストールできたら、キー設定スクリプトを書きます。

適当なフォルダで、右クリックから、[新規作成] > [AutoHotkey Script] として、.ahk ファイルを作成します。名前は適当に「test」とつけました。

AutoHotKey

作成できたら、右クリックから開きます。ダブルクリックだとスクリプトの実行になるのでダメ。

AutoHotKey

ここからコードを書いていくわけですが、今回は以下のコードをコピペして貼り付けてしまいましょう。コードについてはこちらの記事も参考に ⇒ 【コピペで使えるコード付き】AutoHotKeyのおすすめ設定【PG・SE・ライター必見】

設定内容をまとめた画像も貼っておきますので参考に。

AHKマイ設定

これは私がいつも使っている設定です。使い辛かったら各自で書き換えてください!丸投げですみません!(ご要望があったらここら辺も丁寧に書き換えようと思います)

スクリプトの有効化(手動)

.ahkファイルをダブルクリック(または管理者として実行)して、設定を有効にしましょう。

管理者として実行すると、管理者として実行したターミナル上でもキー設定が有効になるのでお勧めです。

ここまで間違いなく進んでいれば、CapsLockを押しながらJKLIキーで矢印キー入力ができているはずです!慣れたらかなり便利ですよ~

PC起動時に自動でスクリプトを有効化

このままの状態だと、PCを起動しなおす度に.ahkファイルを手動で実行しなければなりません。

そこで、PC起動時に自動でスクリプトが有効になるように設定すると便利です。

まずはスタートメニュー(左下のウインドウズのアイコン)を開き、「たすく」と入力し、「タスクスケジューラ」を起動します。

AutoHotKey

右側の方にある[基本タスクの作成]を選択します。

適当にタスク名を決めて次へ。(タスク名は後で自分が見て何のタスクか判別できるようにしておきましょう)

タスクトリガーは「ログオン時」に指定します。

「プログラムの開始」を選択し次へ。

参照をクリックして、有効にしたい.ahkファイルを選択します。

次の画面で[完了]をクリックすれば設定完了です。